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  • 2017.04.02 Sunday

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    ■「少難妄想族日記 ふぁいなる」by 片山 紀彦

    • 2017.04.02 Sunday
    • 08:36

    スプリング・エフェメラル=春の儚(はかな)きものたち、或いは春の妖精と呼ばれる野の花達をご存知ですか ?
    会津の里山でもよく見ることの出来るフクジュソウやカタクリ、イチゲやのエンゴサク仲間などがその代表で、多くは落葉広葉樹林の林床に生え、樹木の葉が茂る前、林床に太陽の光がよく届く時期に光合成を行い栄養を蓄え、樹木が葉を着け光が届きにくくなる初夏には地上から姿を消し来春まで休眠するという技を身に着け生き抜いてきた植物達です。


    写真は3月16日会津美里町の里山に芽を出したカタクリ。

    (花の写真は昨年の撮影)カタクリは種から7〜8年を経てやっと花を咲かせます。
    2011年3月、この場所も汚染され、低線量とはいえ今尚このカタクリは被ばくし続けています。電気の恩恵など何一つ受けていない野に在る命たちは、いったい何を思い7回目の春を迎えているのでしょうか。


    さて、僕らの足元で20年も心ある花を咲かせてきたメリランが、残念だけどその花を閉じる。でも変酋長の蒔いて来た平和の種は、いつかきっと新しい芽を出し、より美しい花を咲かせるだろう…そう信じています。このカタクリのように。

    ■ これいいべ「福寿草まつり」@喜多方市山都町沼ノ平

    • 2017.04.02 Sunday
    • 08:33

    ●喜多方市山都町で開催中の「第20回沼ノ平福寿草まつり」では、残雪の丘に福寿草が可憐な花を咲かせ訪れる人々の目を楽しませています。5haの日本最大の群生地には約100万株が咲き誇ります。閉会時期や見頃などについては前ページ広告のQRコードからHPをご覧になってください。


    ●先月19日には福寿草会館前で開会式が行われ、飯豊権現太鼓が勇壮な音でお祝いしていました。雪の下の福寿草も春が来たのを実感したでしょう。

    ●沼ノ平集落手前にある棚田跡にはその傾斜地を利用していろいろな花を育てています。まずはいろんな種類の桜が咲き、ついで菜の花畑に姿を変えます。その後五月になると菖蒲が顔を見せてくれますよ。千枚田で稲作をしていたこの土地も、こんなに綺麗なお花畑になったので喜んでいることでしょう。

    ●福寿草が終わりを告げる頃、沼ノ平の奥にひっそりと「鏡桜」が咲きます。右下の枝が落ちてしまいましたが、堰に写る姿は優美です。


    ●上の写真は昨年満開寸前に雪が降り、雪見桜となったものです。

     

    ●「棚田の桜ウォーク」
    4月23日(日)
    ハッピーランドあいかわ
    グラウンド 9:30〜集合
    ハッピーランド〜棚田の桜〜福寿草会館 9km
    募集 300名
    事前申込 大人¥500
    中学生以下¥300
    4/14締切
    問=山都総合支所産業課
    0241-38-3831


    ●「棚田の桜ライトアップ」
    4月下旬(桜の開花時期にあわせて7日間)
    日没から午後8時30分

    これいいべ0303 福寿草まつり

    • 2017.02.27 Monday
    • 10:34

    ●そしてもう一つの山都町の名物、春を呼ぶ「福寿草まつり」が始まります。5ヘクタールの広い丘陵地帯に約100万株もの福寿草が群生しており、訪れる人の目を楽しませます。期間は3月19日から4月中旬までですが、残雪の具合で開催が遅れることもあるのでHPなどで調べてからお越しください。
    問=同実行委員会 0241-38-3655

    http://www.fukujusou.info/

    これいいべ0302 寒晒しそば

    • 2017.02.27 Monday
    • 10:32

    ●喜多方市山都町には、「新そばまつり」、「雪室そばまつり」と3月18日19日に開催される「寒晒しそばまつり」があります。その準備として実行委員の方々は冷たい川に入り蕎麦の実を晒していました。前売り券は3/10まで。「食彩」コース2,500円=さらしな、あらびき、かけ、おろしそばの他、天ぷらや郷土料理が食べられます。「味わい」コース1,300円もあります。
    問=同実行委員会 0241-38-2254

    https://www.city.kitakata.fukushima.jp/soshiki/sangyo-y/9326.html

    これいいべ0301 「アイヅテラス」

    • 2017.02.27 Monday
    • 10:30

    ●鶴ヶ城本丸を中心に、冬の特性を活かした東北初の、触れて、遊ぶ、体験型のLEDイルミネーションイベントが3月11日まで開催されています。
    ●光の体験エリア、光の小径、藤棚イルミネーションと3つのステージが楽しめます。なかでも圧巻なのが三島町の美術家・半沢政人氏の手によるOriKiriOriを用いた光の芸術が素晴らしいと評判です。
    問=同実行委 0242-23-4141

    「少難妄想族日記 No.3」

    • 2017.02.27 Monday
    • 10:28

    by 片山 紀彦/人のようなもの


    1月22日、NHKの「ダーウィンが来た」で放映された「雪虫」の調査記録、ご覧になりましたか?
    初冬、雪虫(正式名称はトドノネオオワタムシ。アブラムシの仲間)は生存と繁殖の糧となる樹液の抱負なヤチダモという木に産卵、卵はそのまま越冬し春には親となりヤチダモの木を利用して暮らしますが、樹液の栄養が悪くなってしまう夏になると成虫はトドマツの根元近くに産卵をします。その際、赤ちゃんはアリの大好きな糖分をお尻から分泌してアリを呼び寄せ、提供する糖分と引き換えに安全で樹液の吸い易い地中へ運んでもらって育ちます。なんとも素敵な共生関係です。
    自然界ではこのような「持ちつ持たれつ」の関係が他にもたくさんあります。
    自分の利益しか考えず、ひとを犠牲に甘い汁ばかり吸い続け
    ているお偉い方々に、この雪虫の赤ちゃんの尻の汁を煎じて
    飲ませてやりたいと切に思う今日この頃です。

     

    [INFORMATION]

    第一回 ピースカフェ・みさと
    4/1(土)13:30〜17:00 @日本基督教団高田教会
    しゃべり場/ミニライブ/プチ フリーマーケット/チェルノブイリ写真展
    参加費500円(飲み物お菓子付) 問=0242-54-3542(前田)

    ■ 会津百景 その100 「雪まつり」 @只見町/金山町

    • 2017.02.20 Monday
    • 19:04

     

    △2/19 金山町雪まつりと同時に開催された「中川雪月列火」

     

     

     

    △2/11〜12 「只見ふるさとの雪まつり」

     

    撮影/星 賢孝 (郷土写真家)

    ヘソップ物語 11「爺様とテン」

    • 2017.01.30 Monday
    • 14:18

     むかしむかし、ある山里に一人の爺様が暮らしていました。嬶様に先立たれ、息子は町に出るといったっきり行方知れず、娘は麓の村に嫁いでたまに山まで様子を見に来ています。
     ある冬の日、爺様は納屋にしまっておいた小豆を入れた箱が散らばっているのを見つけました。
    「ありゃりゃ。誰かが盗っていったんだな。はて誰だべな」
     爺様は雪の上についた足跡ですぐにテンだとわかり、その帰っていった足跡を追ってみました。すると崖の下の雪だまりに穴があり、どうやら巣穴に繋がっているようです。しばらく見ていると突然テンが顔を出しました。テンはそこで爺様と対面するとは思っていなかったようできょとんとした顔で立っています。爺様は優しい声で「エサがなかったのが。そんならもっとあげっからついてこい」と言いました。
     テンに通じたのか家まで付いてきました。爺様は秋に溜め込んだ食料がいっぱいあったのでテンにわけてあげようと思ったのです。袋に雑穀を入れて口にくわえて持っていけるようにして離れていたらテンは慌てて持っていきました。
     翌朝、またエサをやろうかなと思い納屋へ行ったら昨日の袋が置いてあります。律儀に袋を返しに来たのだなと爺様は喜んでまたエサを入れてあげようと袋を開きました。すると、底のほうになにやら石の粒のような物が入っています。
    「なんだぁ。テンがお礼になにかくっちゃのがま」
     爺様は袋から取り出してようく眺めました。
    「あれまぁ。これは砂金でねぇべか」
     人間が砂金を喜ぶとテンが知っていたのでしょうか。それはともかくテンのお礼なんだからと爺様はそれを大事そうに別の袋に入れました。
     翌日も、その翌日も少しずつですが砂金は溜まっていきました。そして雪が溶けて春が来る頃にはかなりの重さになっていたのです。
     ある春の日、麓の村から娘が様子を見にやってきました。爺様一人で冬が越せたのか心配だったのです。さらに、麓に移って一緒に暮らそうと言ってくれました。
    「まだ達者だからここでいい。それに友だちができたんでな」
    爺様はあのテンの一家と友だちになっていたのです。
    「それはそうと、村の様子はどんな案配じゃ。川が溢れて大変だったそうだが、みんな無事にしているのか」
    「かなり直ってきたけどお金がかかるので橋はまだ出来ていないのよ」
     それを聞いた爺様は、袋から砂金を取り出して言いました。
    「この砂金を使ったらいいべ」
     娘はありがたく砂金を貰って帰りました。そして家の再建をし、余った分は村の橋にと寄付しました。それが村の役人に伝わり、砂金が出るとは一体何事かと調べることになってしまったのです。
     それを聞き爺様は慌てました。テンのお礼にもらったと言っても誰も信じてくれそうもありません。しかし、役人たちはついに爺様のところへやってきました。
    「この辺の川で採れたものなのか。そこへ案内せい。そしてこれからは藩のものとなるから勝手に砂金を採ってならぬぞ」
     役人たちは必死になって近くの川に行き砂金を探しました。爺様は砂金が出て大勢の人たちが来て山が荒れてしまうのが心配です。
     しかし、どの川からも砂金が見つかりません。役人は爺様に詰め寄りましたが爺様も答えようがないのです。
     しばらくして砂金はその昔に爺様がどこかから採って貯めておいたものだろうということで役人たちはあきらめて帰って行きました。
     また元通りの静かな山になって、爺様はテンの巣穴も荒らされずに済んだことにホッとしました。そして、また冬になって砂金をお礼に持ってこられたら困るなぁと思いましたとさ。

    会津百景 その99「奥会津の歳の神」@金山町

    • 2017.01.30 Monday
    • 14:15

    ■撮影/星 賢孝(奥会津郷土写真家)

     

     

    少難妄想族日記 No.2

    • 2017.01.19 Thursday
    • 09:50

    かんじきやスノーシューを履いて雪の森や野を歩いたことがありますか?
    未明まで降り続いた雪が止んだ日の午前がチャンス。小さなザックに双眼鏡、虫眼鏡、カメラ、チョコレート、そして熱々のコーヒーを注いだテルモスを放り込んだらGO!!
    お気に入りのあの森へ続くアプローチの新雪の感触を楽しみながら、ゆっくりと歩く。 
    やがて出迎えてくれるかのようなたくさんの足跡。タヌキ、テン、キツネ、そしてあれはノウサギの足跡だ。こいつには何度出会っても何故かドキドキする。その足跡を追って針葉樹の森に分け入る。深緑の枝先から時折、銀にキラめく雪のシャワーが静かに降り注ぐ。あっ、リスだ…
    ああ我慢が出来なくなってきた。森へ出かけて来ます。てなワケで最後にお知らせ。2月12日(日)会津美里町小山スキー場で冬のネイチャーウォッチングやります。
    詳しくはメールでお問い合せ下さい→fairyland-iku@excite.co.jp

     

    ■2月19日(日) せとまちコンサート
    ■出演 Fairy Land & 唐橋 郁 (ゲスト/安達コージ)
    ■会場 瀬戸町de逢えーる(会津美里町本郷)
    ■開場13:30/開演14:00 ■入場無料

     

    ※Fairy Landは、このコーナーの著者・片山紀彦氏ご夫妻による素敵な音楽グループです。お時間のある方はぜひ出かけてみてください。

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